アメリカよりやってきた
バーズアイメイプルの頑丈なケース、金属製の飾り、中には古いトランプのデックが2組と、ホイストマーカー、無数の真珠母ゲーミングカウンター。インターネットオークションの黎明期、2004年、アメリカはオレゴン州のディーラーより買いました。かなり思い切った買い物でした。若かった。
鍵穴はありますが、鍵は欠落 箱の中のライニングも古ぼけながら、しっかり残っています
これは Whist Setとして売られていました。でも真珠母のチップもありますから、ポーカーもできますよね。ゲーミングボックスですね。ホイストカウンターは木製カムデン式と紙製がありますが、これは後から足したのでしょう。すべての角がぴったり直角に決まっていて美しいです。
ホイストカウンターを取り除くとこんな感じ
トランプはDe La Rue 社のデックです。となると、このセットもイギリス製でしょうか。
初期のトランプなので、角は直角
インデックス(数字)の記載はなく、デューティーエース(スペードのエースに税(duty)支払済の印をつけたのでこういう名前が付いています)がちゃんとあります。4組とも欠けはないし、素晴らしいコンディションです。ジョーカーはまだない時代のものです。
初期のトランプなので、角は直角
Dutyが3ペンスになったのは1862年のことで、その頃から、税支払済の印は証紙という形で、デックのラッパーとされた(次ページ参照)そうです。が、スペードのエースを前時代のように飾る伝統は受け継がれたということで、今もスペードのエースはデザインが凝っていますよね。コートカード(K、Q、J)のデザインはそれほど古くないので、このカードの時代としては19世紀終わりから20世紀初めでしょうか。木箱とカードはセットだったのか、真珠母のチップは最初からあったのか、など色々なことが不明です。でも100年以上昔の人達がゲームに見出した楽しさとか、真剣さとかはしっかり受け継がれています。