【作者】S. Sackson
【メーカー】Avalon Hill/Hasbro
【プレイ人数】2-6
【時間】1時間30分
【概要&FGCでの楽しみ方】
ホテル・チェーンを形成し株で儲けるゲームです。
各プレーヤーは資本金と番号の書かれたタイル6枚をもちます。手番では、タイルをボード上の対応する番号のマスに配置し、そしてホテル・チェーンの株を買うことができます。タイルはホテルを表しており、縦、横で隣接した2つ以上のタイルはホ テル・チェーンを形成します。チェーンを作ったプレーヤーはホテル・チェーンの名前を選ぶことができ、ボーナスとしてそのチェーンの株をもらえます。
チェーンが大きくなればなるほど、すなわち、つながったタイルが多いチェーンほど、その株の価値は上がります。またチェーンの銘柄によってもともと価値が異なっています。こうした情報は表にまとめられてカードになっています。
2つ以上のチェーンが1つになるつながるようなタイルがプレイされると吸収合併が起こり、小さなチェーンが大きなチェーンに吸収されます。小さなチェーンの株の筆頭株主(最も数多くもっているプレーヤー)と2番目の株主はボーナスがもらえます。小さなチェーンは一時的に消滅しますので、その株は売り払ってもいいですし、吸収したチェーンの株と一定の比率で交換してもかまいません。後で新たにチェーンが形成されれば、この小さなチェーンは復活することもあり得ますから、そのまま株を保持しておくこともできます。
1つのチェーンがある大きさに達したらゲーム終了です。残っているチェーンについて、筆頭、第2の株主はボーナスを獲得し、全員が株を売却します。一番儲けた人の勝利です。
色褪せることのない名作ゲームです。ルールがシンプルで、一読しただけではどこが面白いかよくわかりませんが、運と戦略のバランスのとれた飽きのこないゲームになっています。考案者のS. サクソンは、子供の頃に遊んだ「Lotto」というゲームがヒントになっていると、著書やインタビューで度々述べています。どうやら、これはR. C. ベルの『Board and Table Games from Many Civilization』に「Loto」として紹介されているゲームのようで、記述による限りボード版ビンゴといった印象です。(ベルの本のDover版で、表紙に描かれている絵がまさにこのゲームです。)「Lotto」自体はつまらないとサクソンは書いていますが、つまらない運ゲームからこうして傑作が誕生した経緯には興味をそそられます。
話を本題に戻しましょう。チェーンが消滅したときにもらえる筆頭株主のボーナスが大きいのでそれを狙いがちで、ホテル経営というよりは、ホテル転がし、計画倒産のゲームといった方が当たっているかもしれません。株一枚で順位が変わったり、驚くほど多様な展開を見せます。当会でも定番ゲームの一つです。
(美化委員)