【作者】K. Teuber
【メーカー】FX Schmid
【プレイ人数】3-5
【時間】1時間
【概要&FGCでの楽しみ方】
貴族となってコレクションを見せびらかす、一風変わった双六です。
双六といってもサイコロはありません。骨董カードを集めて展示会を開き、前に進むというゲームです。ちなみに「ワイズミューラーがターザンを演じたときの腰巻き」といった変な骨董品もあります。
プレーヤーには骨董カードが3枚、そしてワンセットの小切手カード、泥棒カード、探偵カード、場所のカードがまず配られます。進行は以下の要領です。
各プレーヤーは、新たに骨董カード得るためにオークション・ハウスに行くか、 城の展示会でコレクションを見せびらかすかを決め、それを示す場所カードを全員が一斉に公開します。そのあと、オークション・ハウスでは、そこを選んだプレーヤーが入札をして骨董カードを得ます。展示会を開いたプレーヤーは手持ちの骨董カードのコレクションから3枚以上のカードを同時に出して競い合います。多くの骨董カードを出したプレーヤーは無条件で1位です。同数なら古いコレクションが含まれているほうがいいコレクションとされます。1位と2位は自分の駒がいるマスに従って、前に進めます。
さらに面白くしているのは泥棒と探偵です。泥棒はオークション・ハウスで出せば小切手を奪えますが、複数の泥棒が出ると無効になります。また泥棒を展示会で出すと、展示会をしたプレーヤーからコレクションカードを1枚奪えます。これは複数出ても有効ですが、探偵カードが出されていると泥棒カードは牢獄行きで、また探偵カードを出したプレーヤーはコマを前に進めることができます。
以上を繰り返して、最終的にもっともコマを遠くまで進めたプレーヤーの勝ちです。
説明すると分かりにくいでしょうが、ルールは非常に簡単です。
このゲームの主眼点は読み合いにあります。他のプレーヤーの動向を気にしつつ、展示会をしたり、またそれを見越して泥棒を出したり、裏をかいて探偵を出したり、また皆が展示会をしそうだと思ったら悠々と一人オークション・ハウスで安い掘り出し物を獲得したり、といったところに胸が躍るわけです。ですから、ある程度、心理の読み合いができるプレーヤー同士でないと単にカードを出したり引っ込めたりという展開になってしまいがちです。はじめてプレイしたときに、そういうつまらない思いをすると「面白くないゲームだ」と封印されてしまいそうですが(実は筆者もそうでした)、その場合は是非メンバーを変えてやってみることをお勧めします。バッティングの多い5人がもっとも適しているでしょうが、当会では4人でも十分楽しんでいます。
ゲームは人と人とのやりとりが楽しいんだなとあらためて気づかせてくれるゲームで、それがわかると、このゲーム独特のユーモアにも浸れますし、大賞受賞も納得できます。時間も適度で、FGCでは好まれています。(なお、aleaから再版されています。)
(美化委員)