ギガンテン (Giganten) 

【作者】W. Manz
【メーカー】Kosmos
【プレイ人数】3-4
【時間】1時間20分

giganten$pr02$400

【概要&FGCでの楽しみ方】

 アメリカの原野を走り回り、石油業界の巨人を目指すゲームです。

 1ラウンドが9つのフェイズ(アクション)にわかれているという細かいルールのゲームなのですが、流れ自体は把握しやすくなっています。

 まずボード上でトラックを移動させ、埋蔵量の多そうな油田にあたりをつけます。必要ならば採掘した石油を運べるように運搬用の汽車を動かしておきます。そして採掘です。うまくいけば豊富な埋蔵量の油田にあたるでしょう。

 石油は汽車で運搬されて、3社の精製工場に送られます。しかし、各社で精製・売却ができるのは、競りの結果、売却許可証をもっとも多く提示した1人のプレーヤーだけですから、他のプレーヤーの動向を見つつ、どこの会社に割り振るかをよく考えなければいけません。また価格が変動するので売却のタイミングも大事です。

 このゲームはお金を最も稼いだ人が勝利します。

 とまあ自然なゲームの流れで、細かい規定もむしろテンポをよくしていますので気になりません。トラックや汽車の移動ポイント、競りのときに使う売却許可証がもらえる枚数などは1枚のカードになっていて、各自はそれを各ラウンドのはじめに選ぶようになっています。当然ながら、すべてに好ましいカードなどないので悩みます。

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 部分部分が独創的だというわけではありませんが、石油採掘・売却という野望に満ちたテーマのもとに、競りなどのおなじみの要素がたいへん無駄なくまとめられた好ゲームといえます。コンポーネントもボードも大物ゲームの風格でありながら、大物ゲーム特有のとっつき悪さがなく、適度な充実感のあるゲームといえましょう。1999年のゲームですが、このあたりからドイツ・ゲームはそれまでのゲームのまとめと洗練の時期に入ったのかなあ、と今振り返って感じたりもします。(単なる思いつきですが。)そうだとすれば、このゲームはそのお手本でしょうか。


(美化委員)

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