【作者】J. P. Grunau
【メーカー】Piatnik
【プレイ人数】2
【時間】20分
【概要&FGCでの楽しみ方】
読み合いとはぐらかしのインチキ和風対戦ゲームです。
ボードは4×4のマスから成っていて、ひとつひとつにさまざまなダルマが描かれていますが、そのデザインの真意はよくわかりません。ともかく、要は、6色の自分のコマをタテ・ヨコ、そして2本の対角線上にできるだけ多く並べて得点を競うというゲームです。もちろん、なかなか自分が思う通りにコマは置けないしくみになっています。
手番になったら、自分がコマを置きたいマスを木製マーカーで宣言します。それから、6色のうちのひとつを密かに手に握ります。手番プレーヤーはこの色のコマを置きたいわけです。相手は、手番プレーヤーが何色を握ったか予想し、3色を密かに握ります。そして、同時に公開します。
もし予想がはずれて、手番プレーヤーの握った色が、相手プレーヤーの選んだ3色になかったならば、手番プレーヤーは望む通りにその色のコマを置くことができます。しかし、相手の予想が当たって、3色の中に手番プレーヤーの選んだ色が含まれていれば、相手プレーヤーがかわりにその色のコマを置きます。(コマは円と楕円の形で敵味方の区別がつくようになっています。)予想する側、予想される側を交代して同様のことを行ってきます。
すべてのマスが埋ったら得点計算です。それぞれの行、列、そして対角線で自分のコマの得点計算をして合計し、多い方が勝ちです。
予想するためには得点方法が手がかりとなります。直線上に同色のコマを並べれば並べるほど得点になります。しかし、一方で、全部違う色で一ラインを埋めれば、ボーナスがつきます。だから同じ色を狙うか、違う色を置きたいのか、ということで、まず読み合いがあります。さらに、灰色だけ得点が倍になる、とか、1色すべてを置ききれば、相手のまだ置いていないその色のコマは使えなくなるといったルールもあって、読みの幅が広がります。また予想を的中させれば自分のコマを置けるので、予想する側が何色を置きたいかということも絡んできます。そんなわけで、とても単純な読み合いゲームですがそこそこ深みがあるゲームとなっています。きわめていかがわしい(たぶん誤解された)日本のイメージで満ちていますが、ゲームそのものは日本的な「手本引き」の感覚に近いと思います。
ついでに、ゲーム名のの「イロノオフビ」ですが、私の推理を披歴しますれば、「Das Spiel der Farbeって日本語でなんていうの」と作者が日本語のできる人に尋ねたところ「それは「色の遊び」だよ」と教えてもらって、筆記体で「Irono Asobi」とメモし、後にこのAを「O」と、sを「f」、oを「u」と読み間違えて「Ofubi」というキテレツなタイトルになったのではないでしょうか。もちろん確証はありませんが。
下手に小細工を弄さずダイレクトな読み合いにしただけ、この手の2人用ゲームとしては面白くなっていると思います。非常に当ゲーム会向きである、ということでわかる人はわかって下さい。体質によっては握ったコマが溶けるくらい手に汗を握ることでしょう。
(美化委員)