【作者】S. Sackson
【メーカー】エポック社 / Aladdin
【プレイ人数】2, 4
【時間】20分
【概要&FGCでの楽しみ方】
記憶と戦略・直感、そして若干ハッタリのきいた不思議な感覚のゲームです。
片面だけに色がつけられたチップが25枚あるので、最初にそれをボードに配置します。そのやり方ですが、1枚ランダムに表にして真ん中に置きます。残り24枚は、裏にしたまま12枚ずつ各プレーヤーがもち、交互に置いていきます。ただし、6枚は相手にわからないように裏にしておきます。
こうして盤面が埋れば準備終了です。プレーヤーはそれぞれ、ボードの一辺にセットされた自分の目印を動かします。2つの目印は互いに直角方向を指すようになっています。手番では、自分の目印を動かし、その目印の指す方向と相手の目印の指す方向との交点のチップを取ります。獲得したチップは相手に見えないようにします。
どうやってもチップが取れなくなったときにゲームは終了します。チップを表にして色ごとにポイントを計算します。多く取れば得点が多いのは当然ですが、1色の全チップを独占したり、もしくは相手が取っていない色のチップをもっていたりしたらボーナスが付きます。先後換えて、もう1ゲームやり、得点の多い人の勝ちです。
単純で時間もかからないゲームですが、考えることは妙にたくさんあります。実は、色によってチップの枚数が違います。そんなわけで、独占などのボーナスを狙うなら、色によって価値が異なってきます。どの色のチップを狙うかということはもちろん、自分の目印をどう動かすかによって、相手のとれるチップを限定できたり、終了させたりできますから、それも考慮しなくてはいけません。そして何より、裏になっているチップが何なのかということが問題です。自分が仕込んだものは覚えているはずですが、相手がどこに何を裏返したかは一種の直感を要します。集めている色をごまかすために自分の仕込んだ裏のチップを取ってみたりと、このあたりの兼ね合いが独特のプレイ感を生んでいます。
エポック社がかつて日本語版を出していたこのシリーズでは、「トリップル」が比較的ゲーム好きの中では有名でしょうが、「インターセクション」は影の佳作といってもいいと思います。それもそのはず、あのシド・サクソンの考案になるゲームで、ラベンスバーガーから「Corner」という名前で別バージョンがでているのです。
運の要素が強いわりには、何かあきらめがつかない後を引く印象があり、またやってみたくなるゲームです。一方、記憶に関しては年をとってくると辛いものがあって、自分でどこに何を仕込んだかさっぱりわからなくなることが間々あります。裏にするチップの枚数を減らすなど年齢別に調整する必要があるかも知れません。(「Corner」は写真しか見たことがないのですが、チップではなくマーブルになっているので、もしかしたら記憶の要素はないのでしょうか。どなたか教えて下さい。)
◆箱
(美化委員)