トバゴ  (Tobago)

【作者】Bruce Allen
【メーカー】Zoch
【プレイ人数】2-4
【時間】60分

tobago$gd01$400

【概要&FGCでの楽しみ方】

 地図の断片をつなぎ合わせて宝を発見するゲームです。

このゲームのボードは3つに分かれています。両面に地形が描かれていて、それを組み合わせると一つの島になります。森や砂浜、湖などの地形がありますが、ボードの組み合わせ方によって島の地形が変わるわけです。遊ぶたびに変わるところが嬉しい。さらに、このメーカーらしく、島に配置するヤシの木、小屋、石像といった小道具の細工も凝っていて嬉しくなります。

最近のZochは、用具の出来にとどまらずゲームとしてもとてもよい製品を出していますが、このゲームも例外ではありません。

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プレーヤーは地図の断片の描かれたカードを手札として持っています。各プレーヤーが、断片を出し合って宝を発見するのが第一の目的になります。一つの断片から得られる情報は当然限られています。例えば、「ヤシの木の隣」とか「一番大きな森の中」とか、「川にはない」といったことはわかりますが、それ以上のことは1つの断片(つまり1枚のカード)だけではわかりません。

探すべき宝は4つありますが、プレーヤーは手番で、このうちどれかにカードを1枚プレイすることで宝の場所についての情報を足していくことができます。この貢献に対して自分のマーカーを1つ置いておきます。このようにしてカードがプレイされるたびに場所がだんだんと狭められていき、ついには宝の場所が1カ所(1つのマス)に定まります。

各プレーヤーは自分のオフロード車を1台持っていて、手番ではカードをプレイする代わりに、車を移動力の続く限り動かすことができます。もし宝のあるマスに行き着けたら、そのプレーヤーが発見者となります。

必ずしも宝の発見者になる必要はありません。この宝の地図に貢献したプレーヤー(マーカーを置いたプレーヤー)は宝の分け前にあずかれます。分配は宝のカードを一枚一枚めくって「欲しいか欲しくないか」と尋ねていく形で行われますが、ゲームの中盤には「呪いの宝」なるものが出てきます。これがめくられると分配はそこで中止となります。分け前にあずかれない可能性があるのです。

分配が終わると石像の見つめている海辺にアミュレットが出てきたり、そのあと石像が回転したり、と宝探しの探検の雰囲気は満点です。(しかも、石像をまわすときに、ゴ、ゴゴーッみたいな音を出せ、とルールに書いてあります。)

アミュレットの使い方は省略しますが、要はみんなで地図の断片をつなぎ合わせて宝の在処を特定し、オフロード車でそこまで行くという冒険映画や冒険小説のような設定を見事にゲームにしています。プレーヤー間の利害が一致したり、しなかったり、分配もちょっとした駆け引きがあったりして、他人のやることにもうかうかしていられない、気の抜けないゲームです。みんなが冒険の主人公になれる楽しいゲームと言えるでしょう。

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(美化委員)

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