【作者】K.-H. Schmiel
【メーカー】Moskito
【プレイ人数】3-4人
【時間】60分
【概要&FGCでの楽しみ方】
かなりひねったトリック・テイキングのカードゲームです。
こういうゲームをやると、ああスカート(Skat)の国・ドイツのゲームだなと思います。スカートというのはドイツの国民的トランプ・ゲームです。
トリック・テイキングなのですが、切り札(トランプ)は色と数字の2種類があり、切り札決定用のカードを使って決めます。しかし、ラウンド開始のとき、この切り札はディーラーしか知ることができません。なおかつ、手札は配られないのです。
まずカードは整然と並べられ、プレーヤーが順番に取っていきます。1人1枚取ったときにディーラーは、取った順にカードが出されたとしたら誰がそのトリックで勝つかをいわねばなりません。ディーラー以外のプレーヤーは、それをヒントに切り札を推理して手札を作っていきます。すべてのカードが取られたら手札ができあがったことになります。
各プレーヤーは同じ数だけ「課題チップ」をもっています。課題とは、例えば「黄色のカードは取らない」とか「1トリックも取らない」「人より多くのトリックを取る」といった内容です(いわゆるコントラクトですね)。手札ができたら、各自この課題チップを出して、それを達成すべくトリック・テイキングを行います。ディーラーだけは、他のプレーヤーのどれかの課題を達成することを目指します。ただし、当の本人が失敗しなければディーラーの成功にはなりません。成功したプレーヤーは課題チップを捨てられます。早く手持ちの課題チップをなくした人の勝ちです。
ゲーム自体はリードの色にフォーローしなければならないトリック・テイキングです。切り札がないときもありますし、色切り札だけとか数字切り札だけとかという場合もあります。もし数字と色の切り札があるならば、数字切り札はその色にかかわらず、切り札の色とみなすべきでしょう。また数字切り札だけなら、その数字のカードは色に関係なくなるとすべきです。そうしないと数字切り札は数字と色に二重にフォローしなくてはならなくなります。(以前、当会問題となりましたので、あえてルールについて書いておきました。)
もしスカートをご存知なら、数字切り札はジャックに近い役割だと思えばよいと思います。数字切り札だけのときは「グランド」のようなものです。
当会はトリック・テイキングが大好きですから、このようなひねくれたカード・ゲームはうひゃうひゃいって喜びます。課題の達成感も、推理がはまってうまく手札が作れたときも楽しいゲームです。
(美化委員)