【作者】F.-B. Delonge
【メーカー】Ravensburger
【プレイ人数】2-4
【時間】40分
【概要&FGCでの楽しみ方】
入札による土木事業ゲームです。
何というか、こう書いてしまうとあまりいい印象はもたれないかもしれませんが、土建屋さんたちのある種の豪快さを味わえるカード・ゲームとでもいいましょうか。
プレーヤーは建設会社の経営者になりますので、ある程度、機材、設備、人員を抱えていないと工事を受注できません。これらはひっくるめて設備カードとよばれ、手札となります。ゲーム開始時の手札は個人によって調整が可能です。
出番では手札を補充することもでき、またあまりに設備費、人件費がかさむようであれば捨て札もできますし、また都合よく受注するために必要なカードを交換しても構いません。その後、契約カードが公開されます。「こんな工事をしますので、この工事に必要なカードをもっている人は入札してください」ということです。契約カードには必要な設備カードの種類と枚数が書いてあります。ここで手番に関係なく全員が入札を行います。「0」を除いて最も低い金額で入札した人がこのカードを獲得し、入札した分のお金を受け取ります。必要な設備カードは、目の前に晒します。晒された(工事に出かけた)設備カードは、手番を2周したら手札に戻ってきます。
さて問題は、契約ではなく決算日のカードがめくられたときです。このとき手札にある設備カードの枚数に応じてお金が請求されます。だから手札を多く抱えているとたいへんなのです。
終了時にお金を多く稼いだプレーヤーが勝ちます。
手札を多く持たないと契約に対応できない、受注できないとお金は稼げず、手札は多いまま、でも手札をため込みすぎると決算日で大量のお金を払わねばならない、というようなところが悩みどころです。これだけなら細かいプランに気を使うだけですが、このゲームを独特にしているのは工事に行った手札が戻ってくるところです。否応なしにかえってくるので、手札がどうしても一気に増えます。ここで決算日が来るのが一番痛い。しかし、こればかりは仕方のないことです。
ですから、いくら細かく手札を調整しても、決算日の運次第で水の泡になることがあります。倒産もありえます。そこのところが大味といえばいえますが、それが妙な面白さになっています。来るなら来い、来たらしょうがねえ、という気分にさせてくれるので、倒産してもさばさばしたものです。
他のゲームにはない不思議な感覚で、当会では結構評判がよいゲームです。
(美化委員)