バリ(Bali)

【タイトル】バリ(Bali)
【作者】U. Rosenberg
【メーカー】Kosmos
【プレイ人数】3-4
【時間】60分

bali$gd02$400

【概要&FGCでの楽しみ方】

 マレーの4島をめぐる、支配権をテーマにしたゲームです。プレーヤーは、ダランという最高位の影絵役者とともに島々を巡り、それぞれの島で聖と俗の二つの支配権を確立することを目指します。

 小さめのボード4つが島をあらわしています。手札は基本的にこの4つの島の自分の側に伏せて置いておきます。ゲーム中は、 ダランがいる島だけがプレイの対象となります。各プレーヤーはダランのいる島に置いてある自分のカードでプレイし、ダランが移ればまた移動先の手札に換えます。

 プレイは、最初のカード(リード)を出すプレーヤーが1枚プレイし、他のプレイヤーはその色のカードを出さねばなりません(フォローするということです)。しかし、トリックテイキングではありません。

 カードは色によって効果があります。オレンジ(学者のカード)は他の島に伏せてある手札を今の手札に加えたり、逆に今の手札を他の島の手札に仕込んだりできます。緑(芸術家)は手札を捨てて山札からその分とってくることができます。ピンク(戦士)はもしフォローできなければその島から逃げ出すことになり、一時的にゲームから抜けます。黄色(聖職者)と青(領主)はそれぞれ、その島の宗教的支配権と世俗的支配権を得るための競りとなり、リードから一巡の間にもっとも多くのその色のカードを出した人が対応する支配権を獲得します。

 何事もなければリードするプレーヤーはずっとリードをし続けますが、やりたくない場合、または他のプレーヤーに強制的にやめさせられた場合(詳細は省略)は次のプレーヤーにリードが移ります。リードが移ったときだけ山札から補充があります。

 さて、上記のカード以外に島の名前の書かれたカードがあり、それをプレイすれば妨害されない限りダランがその島に移動します。そして、手札をその島のものに換えてプレイは続行しますが、もし移動先の島でリードプレーヤーが世俗、宗教いずれかの支配権をもっているならば決算があり、支配権を持っているプレーヤーにポイントチップが分配されます。両方の支配権を独占しているプレーヤーには別にボーナスチップがありますが、後で別のプレーヤーが独占すれば、ボーナスはそちらに移ります。

 ポイントチップが全て分配されたときにゲーム終了で、合計ポイントが最も多いプレーヤーの勝ちです。


 と、一通り書きましたが、おわかり頂けたでしょうか。このゲームはローゼンベルク独特の奇妙な味を超えて、奇々怪々といいたくなるようなシステムをもっていますので、読んでわかりやすいゲームとはいえませんので、あしからず。

 それで面白くないのかといわれると、結構面白いから不思議です。こまめに支配権をとってはリードプレーヤーになって移動するというのがポイントを得るパターンでしょうが、将来使う手札を別の島に仕込んでおくなど、計画性も必要ですし、支配権を巡る争いに備えて相手の手札を推測するなど、考えることがたくさんあります。

 個性のあるゲームが好きな当会では、印象が強烈なためか、プレイ後のトークに花が咲いております。奇絶、壮絶、また怪絶!

bali$gd01$300


(美化委員)

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