サムライ(Samurai)

【作者】R. Knizia
【メーカー】Hans im Glueck
【プレイ人数】2-4
【時間】50分

samurai con2

【概要&FGCでの楽しみ方】

 シンボル・コマを取り合う、日本列島を舞台にしたゲームです。

 ボードにまず目を奪われます。簡略化されているとはいうものの、日本列島の形状に組み合わせるようになっているのです。また、3種類のシンボル・コマが漆塗り風でちょっと豪華な印象ですが、それぞれ「田」「仏像」「兜」をシンボライズしていると聞かされれば首をかしげたくなるような意匠となっています。クニツィアの他のゲームを思い起こすとだいたいこの程度の異国趣味なのでしょうから、あくまでもこれは雰囲気ということで笑って済ませましょう。ゲームの内容がいい加減ということでは決してありません。

 各自、自分の色のつい立てと六角形のタイルを受け取ります。そして、ボード上の都市と村にシンボル・コマを決められた数だけ適当に配置します。

 手番ではタイルを置きます。タイルには各シンボルへの影響力が数字で書かれています。いずれのシンボルにも影響力をもつタイルや海上だけにおけるタイル、また複数枚置けるタイルもあります。特殊なタイルとしてはシンボル・コマを交換したり、置かれているタイルを移動させるタイルがあります。これらのタイルは色が違うだけで、各プレーヤーとも同じセットをもっています。ただし、一回の手番ではそのうちの5枚から選択して使い、残りは裏にして置いておきます。手番終了後に、5枚になるようにこのタイルのストックから引いてくるわけです。

 シンボルのある都市や村を囲む陸地がタイルでふさがったら、シンボル・コマごとに影響力を計算して、もっとも高い影響力を持ったプレーヤーがそのコマを獲得します。

 原則として、どれか1つの種類のコマがボードからすべて取られたらゲーム終了です。勝利条件が変わっていて、獲得したシンボル・コマのどれかで1位になっていなければ失格です。自分が1位を取ったコマ以外のコマの数で勝利が決まります。

 必死で勝とうとするならば、自分のタイルに何が残っているか、相手がどんなタイルを使ったか、どのコマをどれだけ獲得しているかを慎重にカウントしなければなりません。しかし、いくらか気軽に成り行きまかせにやっても、それほど成り行きまかせにやっているという感じがせずに、そこそこ考えながらゲームが出来ます。あとは全員がつい立てをとり、コマを数えてみて、ああ勝ったのか、ああ一歩及ばなかったかと心躍らせれば充分楽しいゲームでしょう。ルールのシンプルさとプレイ時間の短さを考えると、ゲーム会には取り入れやすいと思います。

samurai con1


(美化委員)

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