【作者】Projekt Team 3
【メーカー】Ravensburger
【プレイ人数】3-6人
【時間】1時間半
【概要&FGCでの楽しみ方】
怪盗を刑事達が追いつめるゲームです。
ボードにはロンドンの地図が描かれています。市内の各地点には番号がふられており、タクシー、バス、地下鉄などが利用できる交通網で結ばれています。プレイヤーの一人が怪盗Xとなって、ロンドン中を逃げ回り、残りのプレーヤーは刑事として怪盗Xを追いつめます。すなわち、このゲームは一対多の勝負になるわけです。
交通機関を利用するにはチケットが必要です。刑事達のチケットは限られていて、使ったらX役のプレーヤーに渡されるので、Xは交通機関を好きなだけ利用できます。その上、Xだけは2回移動が可能な「ダブル・ムーブメント」、何のチケットを使ったかわからなくする「ブラックチケット」という2種類の特殊なチケットが使えます。
最初にランダムに引いた番地カードに従って、自分の駒を置きます。6人以下の場合、刑事は1人が複数の駒を担当することがあります。そこからチケットを使って移動するわけですが、怪盗Xだけは記入盤に移動先の番号を書き、使ったチケットをその上にのせてどこにいるかわからなくします。(ちなみにX専用のサンバイザーのようなものがあるので、Xはこれを着けて視線の先を眩ませることができます。)使ったチケットはわかるので刑事達の推理の手がかりとなります。手番ひと回りが1時間となっていて、ある時間になるとXは盤状に姿を現さなくてはいけません。これも有力な手がかりです。24時間経過して捕まらなければ怪盗Xの勝ち、Xと同じ地点に刑事が入れば逮捕ということで刑事側の勝ちです。
怪盗Xにとって8時間の出現以後が一大危機といえます。ここを乗り切れば怪盗Xに有利なようです。当会では23時間逮捕が2回続いたことがあり、そのときばかりはかなり濃密なゲームとなりました。このあたり、やるメンバーや機会によって、ファミリー・ゲームの軽さから、本当に追跡をしているような緊迫感まで、印象の度合いが変化するゲームかもしれません。いずれにしても怪盗Xになると絶えず心臓がバクバクいってたいへんなゲームではあります。
80年代を代表するドイツ・ゲームでしょう。ルールも簡単ですし、刑事達はわいわい捜査会議を開いて追いつめる、Xは独り黙然と盤面を見つめるといったプレイ中の雰囲気もなかなか楽しい。
ついでにいうと、ゲーム終了後、逃走経路を確認すると逃げ方に個性が出ていたりして、意外に笑えます。
(美化委員)