スティーブンソン・ロケット  (Stephensons Rocket)

【作者】R. Knizia
【メーカー】Pegasus
【プレイ人数】2-4人
【時間】1時間半

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【概要&FGCでの楽しみ方】

 鉄道ゲームです。

 ボードにはイギリスの一部とそこにある都市が描かれています。都市と都市の間を鉄道で結ぶのが、基本的な目的です。

 手番では、鉄道を敷設する、都市の特産物チップを取る、駅舎を配置する、という3つの選択肢のうち2つまで行うことができます。敷設をする場合は、いずれかの鉄道会社の汽車コマを一マス進めます。そして、その会社の株をただちに受け取ります。このとき、敷設の方向が気に入らなければ、株を持っている他のプレーヤーは拒否権を発動して、方向を変えることができます。発言権の強さは株の枚数に応じています。株券を捨て札にして、代わりに敷設の方向を変えられるのです。都市の特産物チップは、その都市に鉄道が接続したときに初めてお金になりますし、駅舎はやはり鉄道がそこを通ったときにお金と結びつきます。また線路が合流すると吸収合併がおこります。そういう点を考えると鉄道をどの方向に敷設するかは大事な問題です。

 誰も敷設できなくなるか、1種類を残して株券がなくなるかしたら、ゲームは終了です。

 お金を稼いだ人が勝利ですが、ちょっとややこしいです。会社ごとに、鉄道路線で多く駅舎を置いた人、また株を多く所有している人、種類ごとにチップを多く持っている人、のそれぞれ2位までにお金が支払われます。ゲーム中、都市に接続するたびにお金が入りますので、それと終了後のお金を合計します。


 クニツィアにしてはシステムとテーマが合致したゲームです。だからというわけではありませんが、とりわけクニツィアらしい、というゲームでもありません。従来の株ゲーム、鉄道ゲームの良質の部分をうまく取り入れたといった印象のゲームです。もちろん、非常に面白いゲームです。とくに得点源がいろいろありますから、効率よくどう儲けるかは一概に計算できないものがあります。そこのジレンマと、結果的にあまり差のつかないところは、やはりあらためてクニツィア風ということができます。

 4人でやるとボードが狭い印象です。手番に2つしか行動ができないですし、ジレンマにまともにぶち当たりがちなうちのメンバーだと、手番で「うーん、うーん」と悩むことが多くなります。


(美化委員)

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