【作者】
【メーカー】U. S. Game Systems/Amigo
【プレイ人数】3-6人
【時間】1時間程度
【概要&FGCでの楽しみ方】
トリック・テイキングのカード・ゲームです。
トランプに「オー・ヘル」というゲームがありますが、基本的にはまったく同じルールです。すなわち、最初のラウンドでは1枚ずつ配ってトリック・テイキングを行う、以降、2枚配る、3枚配る、という塩梅にラウンドごとに配る枚数を増やしていきます。切り札(トランプ)は配られなかったカードの一番上をめくって決め、プレーヤーはちょうど獲得できるトリック数をビッドします。
と、ここまでは全く「オー・ヘル」の説明です。この「ウィザード」は、通常のトランプのカードに加えて、ウィザード・カードとジェスター・カードという特殊なカードがそれぞれ4枚ずつ、計8枚入っています。ただそれだけです。しかし、これらのカードはいつでも場に出せるので、ビッドがなかなか計算通りいきません。そこが好ききらいの分かれるところです。
当会では外見が全くトランプというアメリカ版と、わけのわからないイラストの描かれたドイツ版の2種類で遊んでいます。。「オー・ヘル」にはカードを減らしていくやり方もありますが、だんだんと手札が増えていく方がラヴェルの「ボレロ」のような感覚があると思います。最初1枚のトリック・テイキングで、「なんだ」と甘く見てしまいがちです。しかし、やっているうちにじわじわとはまっていくゲームなのです。
ビッドには、公表するやり方、公表するが最後のビッダーは全員のビッドの合計がそのラウンドのトリック数と同じにならないようにビッドしなければならない(イーブン・ビッドは避ける)とするやり方、全く公開しないというやり方、などのヴァリエーションがあります。イーブン・ビッドを避けるのは誰かが失敗するようにという理由です。アメリカのデラックス版には非公開ビッド用のダイアル式指示盤が付属していますが、必要ないといえばないでしょう。あるとちょっとうれしいですが。
それにしてもウィザードとジェスターのお陰で、一度歯車が狂うと微妙にビッドがずれはじめ、なかなか回復できなくなるときがあります。何度やっても1トリックだけビッドがずれ徐々に点数が減っていくありさまは「1個ずれスパイラル」と呼ばれ恐れられています。
(美化委員)