10月、11月は今のところ三人会も四人会も予定されていないので、すごい勢いで二人会が開催されています。今回の対決はアブストラクトゲーム、Kubaです。「キューバ」と読むのか、「クバ」と読むのかよく分かりませんが、ここでは「クバ」としておきます。
箱を開けたとたんコンポーネントの質感に圧倒されます。なんと良くできたマーブルなのでしょう。アブストラクトゲームは、「紙と鉛筆だけでも遊べるけれどコンポーネント化してみました(例えばモールヒルなんかそうです)」、というものも多いですが、クバは違います。このボード、このマーブルがないと魅力は半減です!そういえば、ボードやマーブルは「アバロン」にもよく似ています。
一通り美化委員からインストを受けてゲーム開始。下の写真がゲーム開始時の配置。手番では、自分の色のマーブルが一番端に来ている列を選んで、一マス分押します。押して、玉を番外に押し出すと、その玉は獲得されたことになります。自分の色のマーブルを自分で押し出すことはできません。また相手が直前にやった移動をやり返してはいけません。赤のマーブルを先に7つ獲得したプレーヤーが勝利者です。最初は右も左もわからないので、適当に動かします。マーブルが「かちゃっ」と隣の穴に移動する音や感覚はなかなかです。たくさんマーブルが連なっている列を押すと、指先が重みを感じます。
マーブルを盤外に押し出すと追加手番です。私がまだ戦略を立てきれずにまごまごしているうちに、美化委員がすいすいと連続してマーブルを獲得。大ショック、逆転できないかも、と一時は思いましたが、ゲームは中々うまくできていて、あきらめずに考えていると、私にも連続して玉を取れる手番がめぐってきました。さあ、これで1個差よ!勝負は盤上の玉も残り少なくなった終盤の駆け引きにもつれこみ、美化委員が勝負を制しました。
今回のプレーが偶然そうだったのかもしれませんが、少々の読みの甘さがあったからといって、ゲームを投げ出してしまいたいほどの大きな差にはならず、最後まで勝負を楽しめます。先を読む力は必要ですが、序盤は相手の出方もあるところなので、ものすごい深読みをしても仕方ありません(と私は思います)。それよりも、テンポ良く、かちゃかちゃいわせるのが楽しい。中盤から終盤はしっかり考えると勝負の妙を味わえます。アブストラクトゲームには圧倒的強さを誇る美化委員ですが、このゲームなら私も最後まであきらめずにできるかな。コンポーネントの美しさ、マーブルを押し出す快感に後押しされて、何度も挑戦したくなります。次の勝負は私が頂きます!
(ダジャレ委員)
【美化委員謹言】
四人会でアブストラクトが遊ばれることはまずないので、対戦型アブストラクトはいつやるともしれないまま趣味で購入していたのだが、対決の部屋ができてからというものダジャレ委員にちょっとやる気が出てきてたいへんうれしい。押し出し系アブストラクト・ゲームといえば「アバロン」、「ギプフ」だろう。この「クバ」も同趣向のゲームである。それぞれよさがあるが、「アバロン」より深く「ギプフ」より手軽という印象だった。なかなか面白い。